
循環器診断・治療

大半の心臓病は心音に雑音が聴取されます。しかし、病気によっては雑音が聞こえない心臓病なども存在するため、定期的な健診をお受けいただくことをお勧めいたします。
心臓病好発犬種として、キャバリア、シーズー、マルチーズ、ポメラニアンなどが心臓病に罹りやすいと言われているので、普段からペットの行動に気を付けてみていてください。
ペットは大切な家族の一員です。
長生きをさせてあげて、楽しい生活をともに送りたいと誰もが願っていることでしょう。生命に大きく関わる心臓病・・・だからこそ心臓病ともっと身近に感じて診断・治療の大切さ、予防の大切さを忘れないでください。
他院にて心臓が悪いと言われたことがあり、詳しい病状を知りたい方もお気軽にご相談ください。
心臓検査の流れ
検査は胸部レントゲン検査、心電図検査、血圧測定、心臓超音波検査を行います。場合によっては尿検査、血液検査等を追加することがあります。
検査時間は約30~60分ですが、心臓病の状態によっては間に何度か休憩を入れます。
検査結果の説明、お返しは午後の16:00~17:00の予約診察時間または午後の診察時間に行います。
(特殊な検査が必要な場合は一泊入院、または後日の検査結果報告になる場合もありますご了承下さい)
全身健康検診(わんにゃんドック)も同様に完全予約制となります。心臓検査と異なり当日絶食が必要となり、検査時間も60~90分はかかります。
※午前中の来院が困難な場合、あるいはご自宅が遠方の飼い主様の場合などは16:00~17:00の予約診察時間で全ての検査を行う事も可能です。予約受付時にご相談下さい。(わんにゃんドックは検査時間の関係上午前お預かり、午後お返しのみとなります)
※全身健康検診(わんにゃんドック)の内容 血液検査、尿検査、糞便検査、胸部・腹部レントゲン検査、心臓超音波検査、腹部超音波検査、眼科検査と一般身体検査を行います。検査内容に麻酔が必要な項目は有りません。わんちゃんネコちゃんの興奮が激しい場合は許可を頂いて鎮静を使わせて頂く場合があります。
心臓病と診断を受けた場合

まず激しい運動を控えさせることです。心拍数が上がると心臓に負担がかかってしまいます。あまり興奮させたり、無理に走らせたりしないことです。また、温度・湿度の管理にも気を使いましょう。温度・湿度の急激な変化も血圧の変化にもつながり心臓に負担をかけてしまいます。その他にも食事の管理や肥満に気をつけることが大事です。
心臓外科手術
心臓病を患っている可能性がある子
ワンちゃん編
◎ 高齢の子。特に小型犬は8歳以上の子では半数以上の子が心臓病に罹患するといわれています。
◎ よく咳をする、息切れを起こす。
◎ いつも寝てばかりいる。運動を嫌い、あまり動きたがらない。
◎ 散歩に出てもすぐに疲れてします。
◎ 同腹子(兄弟)と比べて成長が遅い。小さい。
◎ 散歩や興奮した時に失神する。
◎ お水をよく飲む。
◎ あまり食べていないのにお腹が膨らんできた。
◎ フィラリアの予防をしたことが無い。
ネコちゃん編
◎ 口を開けて息苦しそうな呼吸する。
◎ 動きたがらない。
◎ 目が見にくそうにしている。見えていない。
◎ 興奮時やそれ以外の時にも失神する。
◎ 常に機嫌が悪い。
◎ お腹が膨らんできた。